2014年3月6日木曜日

雪の降る夜

今日は冷え込みましたね!
午前中には晴天の下で雪がちらついていました。
こういうのを風花(かぜはな)というそうです。

今年の根尾には雪が少なくて、今日も久しぶりの降雪。
日が暮れても止まずに降ってるから、このままいけば積もるかも??

明日は雪化粧が見られるかな?



さて、私は雪国にきて二回目の冬。
雪が降ると、雪かきや車の運転が大変で大変で。。。

ですが! 実は雪が沢山積もるというのはとっても大事なことらしいのです。


山に積もった雪は、春先になっても溶け切らず、ゴールデンウィークにも残っています。
この間、山からは雪解け水がこんこんと流れ続けて
春から夏にかけての植物をぐんぐん育て、生態系を豊かにしてくれるんです。

また、この時期の豊富な水をダムに貯留することで
川の水が減ったときに農業用水に利用したり、渇水対策に利用したり。

雪解け水は大事な水源のひとつなのです。


なのですが!

積雪が少ないと、雪解け水も少なくなってしまうため

植物の栄養が足りずに実があんまりならなかったり…
その実を餌にしている動物が里に降りてきて作物を荒らしたり…
作物が十分な水を取ることができず、収穫量が減ってしまったり…


つまり、おいしいお米や野菜を食べられる量が減ってしまうということ!
美味しいものが減ってしまう! これは一大事ですよ!!


雪の不足は、夏場の水不足につながる。
そう考えると、生活の苦になると思われている雪にも、
とても大切な意味・役割がある。
そう考えると、ほんの少しだけ、雪の価値が上がるような気がしています。

能狂言猿楽衆との語らい

お久しぶりです! 
どうも! 忘れられてる山本です!!

相当久しぶりの更新です。
まだ寒いってのに、自販機のボタンを押し間違えてアイスコーヒーをすする体たらくです。


そうそう
先々週ほど前になりますが
根尾の【能郷】という集落で伝承され続けている「能郷の能狂言」保存会との
共催イベントを行いました!!

能狂言と聞くと、ちょっと固い雰囲気で…なんというか、少し縁遠いと思われがちですが
今回はその距離を縮めるための、イベント。
そうです。 能狂言と私たちの距離を縮めるのです!!


保存会の方々とほっこり机を囲んで♪
お茶などはんなり頂きつつ♪
昔話や練習の苦労話なんかを聞いてきました。


前日までは
「まー、何人集まるかは、当日ならんとわからんでな。5~6人くらいと思っとってくれ」
と保存会の会長はおっしゃっていたのです、が。


当日の会場には15人近い会員の方々が! 
会員が20名ほどですから・・・ ほぼ全員じゃあありませんか!
というかもう席が!! 満席満員御礼で嬉し泣きです!!



・・・・・・・・・・。

そんな、心のなかで熱く燃え上がるワタシをよそに
皆様 和やかな雰囲気で聞いたり訊いたり語ったり。

さらには
全く予定されていなかったはずの篠笛の演奏がサプライズで登場
終盤にはなんと保存会の方々の粋な計らいで 本物の舞台上へ!!
全員テンションうなぎのぼりが止まらない!!

保存会の皆様 心より御礼申し上げます(おじぎ)



それでですね。
この一件から、ほんっの少しですけど、保存会の方々と近しくなれた気がして嬉しい日々です。

重要に保管されているはずの、能狂言の衣装やお面の虫干し作業に声をかけて頂いたり、
本宮への参拝についてお話を頂いたり。


イベント、というきっかけの出会いでしたけれど
これも そう、一期一会。
私にとってこれから大切なご縁となる予感がしています。